夫は「創作○○」という言い回しが好きです。
とか「~~風なんとか」。。。
つまりは私に「オリジナリティ」を求めるのです。
(○○風、って言っている時点でそれは「オリジナル」ではないような…^^;)
その一方で私は大のマニュアル人間!!
たくさん料理人の方の知恵を拝借します。
たくさんのお料理本を見ます。
基本に忠実にていねいに
→→これを何度も何度も繰り返して、ようやく私なりの「味」が出始めます。
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「豚の塩焼き」 というレパートリーがあります。
かの有名な小山裕久氏が数年前に「日本料理で晩ごはん」という新聞連載を掲載されていました。 (「青柳」の御主人であり、日本料理界の重鎮です。)
それをスクラップしては作っていたものです。
小山さんの著書を拝見していると、丁寧な仕事をすることの大切さを感じます。 ***** 豚バラ肉のブロックを2時間ほど蒸します。 味付けも何もしません。 たこ糸等で縛ったりもしません。 ただ、塊のまま蒸すだけです。 蒸し上がると↓のように「キラキラプルプル」の素材が出来上がります。
ここで一呼吸。
よく冷まします。
(塊肉は何でも冷ました方が肉汁も落ち着きますし、切りやすくもなります。)
お好みの厚さに切って何度か裏表を返しながら黄金色になるまでじっくり焼きます。
上面にだけ塩を振りながら。
一度に火を通そうとするのではなく、じっくりと。
蒸しただけでもかなりの脂分をカットできますが、この段階でもたくさん脂が出てきます。
仕上がり際にいんげんを加えて一緒に炒めます。
大根おろしをたっぷり添えてできあがり。
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というものを先日、晩ごはんに作りました。
これを見た夫の一言
「おっ!「創作居酒屋」みたいだね。」
だからぁーーー。
「創作」じゃないってば;
でもね。
お酒はよ~く合いましたよ。
焼酎がおいしかった^^